アカイ アクマ ノ スミカ

「赤い悪魔」とこの世で呼ばれるチームがある。イングランド・プレミアリーグマンチェスター・ユナイテッドだ。彼らの本拠地はオールド・トラフォード。いつも4万5千人もの人々を飲み込んで試合が繰り広げられているサッカーの聖地とも言うべき場所。まさに悪魔の聖地である。

そこに集う観客を見ていると英雄ベッカムの影響か坊主頭が目立つ。さながら悪魔教の狂信者といったところか。しかしそのピッチの上に今、その赤い悪魔の申し子ともいえるベッカムの姿はない。

彼は今回のワールドカップにキャプテンとしてイングランドのナンバー10を背負って出場予定であった。それが、最近の試合で足を負傷してしまい現在絶望のふちにある。

しかし、科学、医学の科学の粋を集めワールドカップには間に合わせようと必死であるらしい。果たしてベッカム復活という奇跡が起こりえるのであろうか・・・。彼がいないイングランドは考えられない。間に合ってくれ! 彼のいないマンチェだけれど、動きに無駄がない。この無駄の無さは素晴らしい。

個人の能力も高く、システム、戦術も円熟しているチームが欧州、南米には多い。個人の能力はぱっとしないがシステム、戦術を高く理解して実践することができるという日本がどれだけ彼らに立ち向かうことができるのであろうか?ある意味期待したいところだ。日本の前線からプレッシングするサッカーに注目したい。

僕は1996年の欧州選手権(EURO1996)からフランスを応援しているが、今回もフランスに注目している。前回のワールドカップでは決勝で強豪ブラジルに快勝!とうとう優勝してしまった。ヒーローはもちろん「将軍」の名を継いだ男ジダンだ。

しかし僕がその中でも注目したいのはそのジダンの影にいつも隠れてしまうジョルカエフ!もみ上げが長く濃い彼だ!まさにフランスのルパン!ジダンジョルカエフ
コンビが実現されるといいなぁ・・・。