ヤマトダマシイ ノ ワンダーボーイ タチ

日本のワンダーボーイは誰?それは稲元!君だ。
君のowenばりの突破、そして落ち着いた正確なシュートは日本の宝だ!!!君はこれからどこへ行くのだろう。4年前、中田はこのWの舞台を経てイタリアに行った。そして君はどこへ行くのだろう。それを考えるとワクワクする。

6月9日・ワールドカップ、予選ラウンド・グループH組・第2戦、日本×ロシア

ロシアは強い。これは明らかだった。相手に不足はない。ロシアじゃないけどウクライナディナモキエフとかはもう、半端じゃないくらいに強い。UEFAチャンピオンズリーグの常連だもの。

  • これほど「がつん」と手ごたえのあるチームと当たったことは逆に日本にとって「大和魂」が呼び覚まされる結果になったのではないか?
  • もしかするとワールドカップの魔法で、初戦に勝ってしまったチームはそのモチベーションを保つのが難しくなるのではないのか?
  • ましてや世界レベルでみた「日本」のイメージ。楽勝だろうと考えて油断があったんではないか?

そこに上手くつけこむことが出来たんだと思う。

  • ただ勝つことだけを考えて戦った日本代表。
  • そしてただ勝って欲しいと願いすさまじい声援を送りつづけた12番目の選手、僕たちサポーター。僕たちの思いがあの、横浜のピッチの空気、雰囲気を変えたのだと思う。勇気をもらった選手たちの体は軽くなりそして・・・

中田浩二から縦へヤナギ、そしてダイレクトパスで稲元。あんな早い攻撃・・・日本代表は現代のフットボールをしている。トルシエの功績は計り知れないものだということが認識される日は近い。

トルシエの遺伝子が宿ったこのチームは「今」、この時代を生き抜くためのフットボールをするために長い時間をかけてやってきたのだ。