ワイ シ ノ ジッケン-シツ

「ヨージ・ヤマモトの展覧会」

「いまこの瞬間に生きて、生活して、人を愛したり悲しんだりしている
生身の人間に着てもらってはじめて完成するのがファッションだ」
という言葉が展覧会のプロフに紹介されていた。

彼が「自分が作った服が博物館に並ぶようになったらおしまいだ。」
と言っていたのをおぼろげに覚えてるけれど、それも納得できるね。

だから今回の展覧会のような形になったとか。

そして雨ざらしになるようなオープンエアーな場所にある
彼の服たち。

それらが開催中の時間軸とともに雨や紫外線などによって
もたらされる変化をも楽しんで欲しいとのこと。

そんな微妙なニュアンスが含まれている、
そんな微妙なスタンスで形作られた彼のインスタレーション
まさに実験的。