シナノ ノ クニ カラ ミノ ノ クニ ヘ (1)

そういえばYOUちゃんって信州信濃のラップマスィ〜ンだったね。

長野と岐阜の県境にある馬籠の宿。
中山道木曽路。JRは中央線。
今も景観が保存されていて時が止まっているこの街。
観光客も多い。

その馬籠の宿が今流行りの市町村合併によって
長野県から岐阜県へ鞍がえをする予定でいる。

昭和の頃にも国家的に合併推奨の動きがあったときに
一度盛り上がって本決まり寸前、あとは総理の
認可の印をもらうだけだったんだけど
そこまでいって多分反対派の策略によって
中止になった。

でも馬籠の宿っていちお形は長野県だと
言うことになっているけど
地形的、生活圏的にはすぐ隣りの岐阜の中津川市っていう
大きな市があるんだけどそっちに依存している。

長野県方向には山で囲まれていてなかなか
そっちに行く人もいない。

「岐阜で生活しているのに長野県民」っていう
不条理さが伝わってくる。

地元の70%の人たちは岐阜県側の中津川市
合併賛成という立場を取っているのに
猛反対だったのが県議会。

それは島崎藤村の書の中に馬籠の宿が出てきて
全国的には有名だからネームを失いたくないのと
人口減少による地方交付税が少なくなることが
原因してる。

でも地元の住民の気持ちは岐阜にあるって
聞かされて僕としては嬉しくもあった。

大好きな岐阜にまたもう一つ気になるところが増えるから。

っていうか場所自体は動かないわけだから
僕にとってはあんまり重要なことではないけどね。
いつでも行けるし馬籠の宿はなくならないから。

でも馬籠の宿にとっては財政事情が逼迫しているらしくって
それならばってことでお隣りのなじみのふかぁ〜い中津川市
大きくて頼りがいのある中津川市に歩み寄るのは当然の
流れというところか・・・。