渋谷系ってさ。

1990年代前半を語るうえで絶対に避けて通れないのが、「渋谷系」というタームだろう。コーネリアスこと小山田圭吾、今年2月に5年ぶりのニュー・アルバム『Eclectic』をリリースした小沢健二が結成していたフリッパーズ・ギター、現在は田島貴男のひとりユニット化しているオリジナル・ラブ、2001年1月1日にリリースされたアルバム『さ・え・ら ジャポン』とともに解散したピチカート・ファイヴ、日本語によるラップ・ミュージックを確立したスチャダラパーなどの「渋谷系」アーティストは、音楽を聴くこと自体がひとつのファッションを形成するという、それまでの日本の音楽シーンにはなかったある種の空気を確実に作り出していた。「渋谷系」とはいったい何だったのか、今振り返ってみたい。(文:森朋之)

好きな曲がたまたま渋谷系という名前だったのか。

渋谷系と言う雰囲気がムーブメントが僕をそれらを好きと思わせたのか。

それの答えはまだ出ないまま。

でもそれらすべてに文句は全くなく、むしろその世界に没頭したこと、出来たことが幸せなのではなかったか。彼らのイベント、ライブ、クラブ、彼らのことが大好きな人々が起こしたイベント、ライブ、クラブに行って、ただただゆらゆらと身を任せていると不思議に楽しく、ハッピー。そして知らぬ間に友達は増えて行った。

これらは僕にとっては幸せなこと。

いまでもそう思える。

P.S. この記事に文句があるとするならば「EGO-WRAPPIN’、LOVE PHYCHEDELICO」の名前をあえてこの記事の中で出す必要性は無かったと思う点。

siropの空間 - 渋谷系